「出産費用って、いったいいくらかかるんだろう?」
妊娠中、そう思って調べてみても、なかなか具体的な金額が出てこないと感じたことはありませんか?私もそうでした。この記事では、千船病院での出産にかかった費用を、実際の領収書をもとに赤裸々に公開します。
結論からお伝えすると、退院時に支払ったのはたった11,470円でした。
「え、そんなに少ないの?」と思った方、ぜひ最後まで読んでみてください。
千船病院の分娩費用(病院案内より)
まず、入院前に病院から渡された案内資料に記載されていた費用の目安をご紹介します。
分娩方法別の費用目安
| 分娩方法 | 費用目安 | 入院日数 |
|---|---|---|
| 経膣分娩 | 約50万円 | 5日間 |
| 院内助産 | 約50万円 | 5日間 |
| 帝王切開(保険適用) | 約50万円 | 7日間 |
追加で加算される費用
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 無痛分娩(初産婦) | 15万円 |
| 無痛分娩(経産婦) | 13万円 |
| 時間外・休日分娩、処置あり | 1.7万〜4万円 |
| 個室利用 | 1.2万円/日 |
| 入院日数が延びた場合 | 4万円/日 |
⚠️ 赤ちゃんがNICU・GCUに入院になった場合は、金額が変わります。
病室の選択肢と料金
入院時には「病室希望確認書」への記入が求められました。選択肢は以下の通りです。
| 病室タイプ | 差額ベッド代 |
|---|---|
| 特別室 | 33,000円/日 |
| 個室 | 8,800〜16,500円/日 |
| 総室 | なし(差額不要) |
私は「総室希望、空きがなければ個室」を選択しました。幸い総室に入ることができたため、差額ベッド代は一切かかりませんでした。
入院前に必要な保証金(前納金)
妊娠35週頃の入院説明時から入院までの間に、保証金として以下の金額を現金で預ける必要があります。
| 直接支払制度の利用 | 保証金 |
|---|---|
| 利用する | 10万円 |
| 利用しない | 50万円 |
直接支払制度とは? 患者が加入している健康保険組合へ、病院が代わりに「出産育児一時金50万円」を請求してくれる制度です。これを利用することで、あらかじめ多額の出産費用を用意する必要がなくなります。利用しない場合は全額を自分で支払う必要があるため、基本的には利用することをおすすめします。
私は直接支払制度を利用したので、保証金は**10万円(現金)**でした。預け先は1階入院支援センター(受付時間:9:00〜16:30、土日祝含む)です。
入院〜退院のスケジュール
私の出産は土曜日の夜に入院し、出産日を含めた5日後(水曜日)に退院でした。
| 日数 | 曜日 | 内容 |
|---|---|---|
| 入院1日目 | 土曜日 | 18時頃入院。20時台に出産 |
| 入院2日目 | 日曜日 | 午後から母子同室スタート。母乳での授乳開始 |
| 入院3日目 | 月曜日 | 午前にミルク調乳のお話。午後に両親が面会 |
| 入院4日目 | 火曜日 | 母体の退院前診察、沐浴の実践、アロママッサージ(特典)、夫が面会 |
| 入院5日目 | 水曜日 | 新生児の退院前診察を経て退院 |
食事について
入院中の食事は3食とも提供され、毎日15時にはおやつもありました。ボリュームも十分で、食事代として別途費用がかかることはありませんでした。産後の体に嬉しい配慮でした。
嬉しかった特典:アロママッサージ
入院4日目には、特典としてアロママッサージを受けることができました。出産と慣れない授乳でくたくたになっている体に、とてもありがたかったです。こういった細やかなサービスも、千船病院を選んでよかったと感じた理由のひとつです。
実際にかかった費用【領収書を公開】
出産方法は院内助産、病室は総室です。退院時に渡された領収書は2枚でした。
領収書①:保険診療分
| 区分 | 点数 | 自己負担額 |
|---|---|---|
| 医学管理等 | 415点 | 1,245円 |
| 検査料 | 1,158点 | 3,474円 |
| 投薬料 | 101点 | 303円 |
| 注射料 | 200点 | 600円 |
| 合計 | 1,874点 | 5,620円 |
領収書②:自費(出産費用)分
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 分娩料・産科自費 | 274,200円 |
| その他 | 228,800円 |
| 出産費用合計 | 503,000円 |
| 出産育児一時金(直接支払) | ▲500,000円 |
| 差引請求額 | 5,850円 |
※保証金10万円をすでに預けていたため、退院時の支払いは差引後の金額となります。
退院時の実際の支払い
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 保険診療分 | 5,620円 |
| 自費分(出産費用 − 出産育児一時金) | 5,850円 |
| 退院時支払い合計 | 11,470円 |
| 保証金の返金 | 100,000円返金 |
出産費用の総額は503,000円でしたが、出産育児一時金50万円が直接支払制度で充当されたため、実質の自己負担は11,470円で済みました。
費用を抑えるためのポイント
今回の経験をふまえて、出産費用を抑えるうえで重要だと感じたポイントをまとめます。
① 直接支払制度を必ず利用する
出産育児一時金50万円を病院が代わりに健保組合へ請求してくれるため、手元に多額の現金を用意する必要がなくなります。保証金も50万円→10万円に抑えられます。特別な事情がない限り、利用一択です。
② 総室を選ぶ(希望の書き方にも注意!)
個室を選ぶと1.2万円/日の差額ベッド代がかかります。5日間の入院であれば6万円の追加費用です。費用を抑えたい方は総室を選びましょう。千船病院の総室も十分きれいで快適でした。
病室希望確認書の選択肢は以下の2つがあります。
- 「総室を希望しますが、空きがない場合は個室を希望します」
- 「総室を希望します」
私は前者を選択しましたが、後者を選んでおけば、仮に満室で個室に案内された場合でも病院側の都合による割り当てとなり、差額ベッド代がかからなかった可能性があります。費用を抑えたい方は「総室を希望します」一択をおすすめします。
③ 時間外・休日分娩の加算に注意
時間外や休日に分娩になった場合、1.7万〜4万円の加算があります。コントロールできるものではありませんが、知っておくと心づもりができます。
④ 無痛分娩を選ぶ場合は追加費用を把握しておく
初産婦の場合、無痛分娩を選択すると15万円の追加費用が発生します。出産育児一時金の50万円を超えることになるため、事前に差額分の準備が必要です。
まとめ
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 出産費用総額 | 503,000円 |
| 出産育児一時金(直接支払) | ▲500,000円 |
| 保険診療分自己負担 | 5,620円 |
| 最終的な自己負担額 | 11,470円 |
千船病院での出産費用は、院内助産・総室・直接支払制度の利用という条件で、実質11,470円でした。
「出産費用が心配で……」という方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。費用面の不安が軽減されて、安心してお産に臨んでいただけることを願っています。
前編はこちら:千船病院 分娩予約から妊婦健診、出産まで
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